
冬の植物事情
寒くても楽しめる観葉植物
冬の観葉植物について
花だけでなく、観葉植物も冬に楽しむことができます。観葉植物も花と同じように、耐寒性のあるものを選ぶことで、冬でも楽しめるのです。耐寒性のある観葉植物にも育てやすい品種があるので、どんなものがあるか確認してみましょう。
耐寒性がある観葉植物

コルディリネ・オーストラリス アトロプルプレア
-3度まで耐えることができ、耐寒性は結構高めです。アトロプルプレアはコルディリネ・オーストラリスの仲間で、園芸品種に分類されています。耐寒性が高いだけでなく、耐陰性もあり乾燥にも強いので、初心者でも育てやすいです。

オリーブ
オリーブの耐寒性は0度、そして乾燥にはやや強いという特徴があります。耐陰性はないので、日当たりの良い場所に置いておくのがベストです。ちなみに、オリーブの実を実らせたいという場合ですが、ただ育てるだけでは無理です。実を実らせるためには、受粉が必要になるからです。

フィカス・エラスティカ
フィカス・エラスティカですが、オリーブと同じく耐寒性は0度です。耐陰性もあり、乾燥にも強いです。そんなフィカス・エラスティカはゴムの原料になっていて、ゴムの木とも呼ばれています。室内管理がしやすいので、とても育てやすい観葉植物です。

シュガーバイン
つる性の観葉植物で、花のようについている葉っぱがとても可愛らしいです。つる性ということで、成長するにつれてつるは伸びていき、横に広がっていきます。耐寒性は0度、耐陰性と乾燥にはやや強いという特徴があります。

ハートカズラ
シュガーバイン同様、ハートカズラもつる性の観葉植物です。ハートカズラの耐寒性は3度で、他の観葉植物と比べてみると耐寒性は低めです。耐陰性はややあり、乾燥には強いです。ハートカズラはつる性の観葉植物ですが、多肉植物でもあるので、葉っぱに日光を当てておくと、厚みが出てきます。
おすすめの観葉植物などについて

品種選び以外の情報も必要
冬に観葉植物を楽しむためには、上記で紹介されているような耐寒性のある品種を選ぶだけではまだまだ準備が足りません。観葉植物を寒い時期でも楽しむためには、品種だけでなく、管理についても知っておく必要があります。ちゃんとした管理方法を知っておくことで、枯れさせずに済みます。
冬の水やりについて
冬は休眠期で成長が止まっている状態とも言えます。そのため、春から秋と同じようにたっぷりと水を与えるのはいけません。成長が止まっているということで、あまり水分を取ることができないからです。冬に水を与えすぎてしまうと根腐れをしてしまうので、気を付けて水やりをしましょう。
乾燥防止のために霧吹きを
観葉植物も人間と同じように乾燥してしまいます。乾燥防止の方法ですが、霧吹きを使って、葉っぱに水を吹きかけるといいでしょう。これは葉水と言われています。葉水をやっておくと乾燥防止だけでなく、水分不足も解消されます。
保温をしよう
寒さは観葉植物の大敵なので、冬は保温が欠かせません。観葉植物の保温方法ですが、暖かい部屋に移動させるということだけではありません。段ボールや発泡スチロールなどに入れておくのも保温効果があります。とても寒い日には、湯たんぽなど温まるものを入れておくと良いでしょう。
